【痛み止めが効かない腰部ヘルニアの症例】(北九州市小倉南区30代男性)
こんにちは!
北九州市のガーデン小倉南整体院の山田です。
当院で整体を受けられた方をご紹介する腰椎椎間板ヘルニアの症状事例ブログです。
■来院された方:北九州市小倉南区在住・30代・男性
■主な症状:左腰から左脚(特に左膝裏)の痛みとシビレ
来院までの経緯
半年前にバイクに乗ろうとした時、体のバランス崩しそのまま転倒する。その際に左腰を強打して腰に激痛が出現。病院で左の腰椎椎間板ヘルニア(2ヶ所)と診断されました。
病院でブロック注射や治療を行なうが痛みが治まる気配がなく、また身体の左右バランスがおかしくなり、腰の痛みに加え左脚の痛みとシビレ(特に左膝裏)も併発しました。
病院で頂いた薬を服用しているが最近では全く痛みが治まらず、インターネットで検索し当院を受診しました。
初回来院時の主な悩み
初回のカウンセリングでお聞きした、ご利用者様のお悩みポイント
- 左腰から左股関節、左脚にかけての痛み
- 左下肢全体のシビレ
- 左下肢の著明な筋委縮
- 左肩下がり右上肢は前傾気味
- 痛み止め薬が効いている感じがしない
初回来院時の主な身体の評価
初回のカウンセリング後のお身体の整形外科的徒手検査の結果
- 左仙腸関節(骨盤)に硬さ及び炎症あり
- 左腰の肋椎関節(背骨の関節)硬さあり
- 左膝の伸展可動域制限あり
- 左腸脛靭帯(太もも外側)の過度な緊張あり
- 左大腿二頭筋(太もも裏の筋肉)筋緊張あり
- 左股関節内旋可動域制限あり
腰の痛みによって明確に左下肢へ重心が移動し、左脚に体重が掛かる状態を長く続けることによって左脚や左股関節へのストレスが大きくなり痛みやシビレを発症、それによりさらに身体の左右バランスが崩れていると推察。
さらに腰の生理的な湾曲が腰椎椎間板ヘルニアによって弱まり、身体が全体に前傾してしまうことで(特に右上肢)背中や肩の筋肉もこり固まり、筋肉のこわばりを起こして腰の痛みや左下肢の痛みを助長していると考えました。
まず、腰と左下肢の痛みを取る施術で症状を軽減させ、さらに左右の重心バランスを整える施術をすすめていき、腰椎椎間板ヘルニアで崩れた重心を安定させる必要性を説明しました。
施術経過
■初回
初回は腰と左下肢の痛みを取る施術にほぼ特化した施術を行う。
また、骨盤の関節を調整して、炎症(痛み)が引きやすくなる身体を定着させていく事をご利用者さまの説明する。
この日は、自宅でのアイシング療法もお伝えしました。
2回目
前回の施術から3日後に来院。
この日も腰と左下肢の痛みを取る施術にほぼ特化した施術を行う。
少し炎症が軽減したのか、初回の来院した時より強い痛みが和らいでいるとご利用者さまから報告がありました。
この日は、自宅で簡単にできる下肢中心のセルフケア療法をお伝えしました。
3回目
前回の施術から5日後に来院。
少しずつ痛みは引くものの、次回来院時にはある程度痛みが戻ってしまう状態が続く。
しかし可動域は着実に拡大しているので、がんばってセルフケア療法を続けるようにアドバイスを行う。
4回目
前回の施術から1週間後に来院。
この日から腰と左下肢の痛みを取る施術と身体の重心バランスを調整するために失われた可動域を拡大する施術を同時進行で行う。
5回目~12回目
1週間に1回のペースで来院。
6回目の施術後あたりから日常生活での腰の痛みが消失しはじめる。施術内容も全身のバランスを整える施術をメインに変更する。
10回目で腰の痛みや左下肢の痛みがほぼ消失する。全身の身体のバランスが整いはじめました。
11回目で再検査を行い可動域回復がみられた。また身体のバランスも良くなっていた。
12回目で全身のバランスが定着したので施術計画は終了。
現在は1ヶ月に1回のペースで身体維持の目的で施術を行う。
ご利用者様にいただいた感想
来院してすぐに先生の人柄・治療方針に信頼が置けました。それは患者の状態を把握し、それに適した施術と説明でした。
それとしっかり悩みを聞きいてくれて、根気よく対応してくれる。
今後も院長先生の温かい人柄に甘えながら、自分の大事な体をしっかりと守っていこうと思います。
※個人の感想を掲載しております。効果を保証するものではありません。
院長から
当院は「病院で腰椎椎間板ヘルニアと診断されたが、今では痛み止め薬も使っていない」という症例が多数存在します。
それは「腰椎椎間板ヘルニアを起こすようになった身体のアンバランスを修正する」ことにあるからです。
腰痛でお困りの多くの方は、そこに至るまでに長年の仕事やスポーツ、日常生活による「身体のアンバランス」を積み重ね、結果として腰椎椎間板ヘルニアを引き起こすような姿勢を強いられています。
その積み重ねた身体のアンバランスを修正するようなアプローチを行うことによって、アンバランスが改善されれば、腰椎椎間板ヘルニアの症状は自然に軽減や改善されます。
ご利用者さまのお身体の歴史を一つ一つ紐解くように、症状の因果関係を考えて治療を進めていくことで、改善をみることができました。
今後、強い症状を発生させない為にも、ぜひ5年後や10年後の将来を見据えて今の生活環境を見直していくことも重要です。
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この記事を書いた人
山田 和也
1974年5月30日生まれ。北九州市小倉南区出身。
【保有資格】
柔道整復師(国家資格)
【経歴】
山口県下関市の整骨院で院長として4年勤務後、地元である北九州市小倉南区で整体院を開業する。臨床経験13年・延べ31300人の施術を行う。(令和4年5月現在)