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膝の悩みでよくある質問

膝の悩みでよくある質問

こんにちは!
北九州市のガーデン小倉南整体院の山田です。

施術中に、ご利用者様から膝の悩みでよく聞かれる質問をまとめてみました。
では、早速ですがはじめていきます。

なぜ、膝に水がたまるの?

ケガなどや何かが原因で膝関節に炎症が起きると身体は防御反応が起きます。そして、リンパ球や白血球が関節内に集中し関節液が多量に分泌されます。

本来ならば関節包の滑膜(関節を包んでいる袋)が関節液を吸収するのですが吸収量が追いつかないため、分泌と吸収の調節がうまくいかず関節液がたまります。

炎症部に水をためて、冷やそうとするとも言われる説や栄養をたくさん与えて回復力をつけると言う説、また外部から保護するためと言う説もあります。

本当に人の身体の機能は凄いですね!

関節軟骨って、なんですか?

関節は骨と骨が直に接しているのではなく、骨の端には関節軟骨があります。関節にかかる圧力を分散させたり、骨と骨の摩擦を少なくしてスムーズに動かす働きをします。

私たちの通常歩行で膝関節には体重の約2~3倍もの重さが、くり返し膝関節にかかります。そして、膝の曲げ伸ばしは生涯に何百万回も行いますが関節軟骨はしっかりと関節を保護してくれています。

膝を曲げた時に、ポッキと音がなるのはなぜ?

関節の音の正体についてはいくつかの説がありますが、現在もっとも有力だと考えられているのは、「関節の中を液体が移動する時に出る気泡の破裂音」だと言う説です。

人の関節は関節を包む関節包(袋)が存在します。

この関節包の中には、潤滑油の役割を果たす滑液があり、関節をスムーズに動かします。しかし、筋力のバランスが悪かったり、無理な角度で動かすと関節包の中で圧力がアンバランスになり滑液が急激に移動した時に発生する気泡がはじけた音が正体です。

よく音が鳴るという人は、関節を曲げる時に出来るだけゆっくり行ったり、ウォームアップを十分に行ってから関節を動かすようにしてくださいね。

変形性膝関節症とはどんな症状ですか?

中高年者で最も多い膝の痛みは老化現象による変形性膝関節症です。膝の関節をみると、骨と骨の間に軟骨があり、それがクッションとしての役割を果たしています。

ところが、年齢を重ねるのにつれて…

この軟骨が擦り減ってクッションとしての役割を果たさなくなってきます。

その結果…関節に直接、負担がかかるようになります。さらに軟骨が摩耗して、軟骨が削れていき関節が変形してきます。

そして、関節を包んでいる袋「関節包(かんせつほう)」に削れカスが沈着して炎症が起こり、さらに水「関節液(かんせつえき)」が増えていきます。

皆さんが、「膝に水が溜まった」って言うのがこの事で、軟骨が擦り減るから痛いのではなく、炎症が起こるから痛い。これが、変形性膝関節症という膝の症状です。

老化現象がほとんどですが、他にも半月板損傷(はんげつばんそんしょう)や靭帯損傷(じんたいそんしょう)などで起こるものもあります。

変形性膝関節症を進行予防の注意事項はありますか?

1.体重を減らして膝関節への負担を軽くする

膝関節には、歩いている時で体重の約2~3倍、走っている時で体重の約4~5倍もの荷重がかかっています。例えば、60kgの人が歩いている時に120kg~180kgの体重が膝関節にかかっていることになります(汗)

2.運動により筋肉を鍛える

特に太ももの筋肉である大腿四頭筋(だいたいしとうきん)を鍛える!大腿四頭筋は膝関節を支えるうえで、大切な役目を果たしています。この筋肉が弱ると、膝関節は安定性を失い負担が増します。

3.当たり前ですけど、膝関節に負担がかかる無理な動きを繰り返さない。

4.合わない靴は履かない

ハイヒールなど膝関節に負担がかかりやすい靴は控える。O脚の方は膝関節の内側に負荷がかかりやすいので、靴の中にインソール(中敷)を入れて工夫することをおすすめします。

5.偏平足は足が疲れやすく、膝関節にも負担が大きくなりやすい

足底のアーチを意識してエクササイズを心掛ける。

【足指グーパー体操】

足指でグーやパーを交互に繰り返す。足指を意識して動かしましょう!

【タオルギャザー】

床に置いたタオルを足指で自分の方へたぐり寄せる。タオルを掴んでいる気持ちで足指を動かす!

以上、ご利用者様と施術中の会話でよくある質問をまとめてみました。膝の悩み対策の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

山田院長

この記事を書いた人

山田 和也
1974年5月30日生まれ。北九州市小倉南区出身。
【保有資格】
柔道整復師(国家資格)
【経歴】
山口県下関市の整骨院で院長として4年勤務後、地元である北九州市小倉南区で整体院を開業する。臨床経験9年・延べ27000人の施術を行う。(平成30年10月現在)