093-474-3108

定休:日曜日・祝日

ぎっくり腰の原因と症状、改善、ケア方法!

ぎっくり腰の原因と症状、改善、ケア方法!

ぎっくり腰は、徐々に症状が現れるのではなく、急に症状が襲ってきます。

ヨーロッパでは、ぎっくり腰のことを「魔女の一撃」と呼んでおり、一度ぎっくり腰になってしまうと起き上がることはもちろん、その場で横になって態勢を変えることもできないほどです。

この記事では、そんな「ぎっくり腰の原因や症状、改善、ケア方法」について解説していきたいと思います。

ぎっくり腰の症状と暮らしへの影響

腰痛での日常生活画像
ぎっくり腰になると、基本的に何もできなくなります。

「またまた、何もできなくなるというのは言い過ぎじゃない?」と思う人もいるかもしれませんが、決して大げさではなく、ほぼ動くことができなくなってしまうのです。

一度でもぎっくり腰になったことがある人ならばその辛さがわかるかと思います。

重度のぎっくり腰になってしまうと、布団の中で寝返りをすることも、起き上がって冷蔵庫を開け、ミネラルウォーターを取ることも、歯を磨くことさえも激痛と闘いながら行うことになるのです。

例えば片道100メートルの距離のコンビニにお昼を買いに行くとしても、おそらく歩いてコンビニに辿りつくまで30分は掛かってしまうでしょう。

100歳を超えるおじいちゃんよりも、圧倒的にゆっくりとしか歩くことしかできない。

仕事はもちろん最低でも数日間は休まなければならないでしょう。

基本的には1週間は安静にする必要がありますが、そんなに休めないという人も多いと思います。

そんな人は、痛み止めの薬を飲み、コルセットを巻きながらなんとか仕事をしていくしかないのです。

それが、「ぎっくり腰」というものなのです。

ぎっくり腰の原因

ぎっくり腰イメージ画像
ぎっくり腰になると、いったいなぜ少しも動けないほどに激痛がするのでしょうか?

それは、腰を支える筋肉や靭帯の損傷、関節のズレ、神経や椎間板など様々な説があります。

どんな時に関節ズレや腰の筋肉や靭帯が損傷するのかと言うと、「腰椎のねじれ」や「仙腸関節の不具合」によって引き起こされます。

・腰椎のねじれ

日々の生活の中や仕事中に、「腰をねじる」機会があったりしますよね。

また、意外なことに「就寝中や起床時」にぎっくり腰になってしまうケースが多かったりしますが、これもやはり寝返りや起床の際に起き上がろうとしたときに腰をねじってしまうことが原因なのです。

・仙腸関節の機能異常

仙腸関節という言葉自体はあまり聞き慣れないですが、骨盤にある仙骨と腸骨(寛骨)いう骨があり、この仙骨と腸骨にある関節が仙腸関節なのです。
骨盤の説明画像

ちょうど上半身と下半身の中継地点になるがゆえに、体を動かす(特に体を前に倒す動作)際に仙腸関節に様々な力が加わります。

姿勢の悪い状態のまま、体を前に倒す動作を繰り返していると、負荷が集中してしまい、仙腸関節に痛みが生じてしまうのです。

ぎっくり腰の改善、ケア方法

健康イメージ画像ぎっくり腰になってしまった際に、しっかりと治療やケアを行わないと、将来的に椎間板ヘルニアになってしまったり、ぎっくり腰が癖になってしまうといった可能性が高くなってしまいますので、都度しっかりと治すことが重要なのです。

立ち上がる時は、できれば何か掴みながら立ち上がるようにしましょう。

もしも掴むものがなければ、ゆっくりと静かに立ち上がるようにすることを心がけましょう。

アイシング療法

ぎっくり腰になると、組織が傷つけられ腰部が熱をもったり、腫れたり、激しい痛みを感じたりします。

この反応を炎症と言います。

そんな時はまずアイシング(冷やす)がお勧めです。

アイシング方法や作り方など詳しくはブログに書いていますので参考して頂けると幸いです。

アイシング方法と作り方

ストレッチ療法

もしも「腰椎のねじれ」によってぎっくり腰になってしまった場合は、まず「どちら側が痛むのか?」を明確にする必要があります。

仰向けになりながら膝を立て、ゆっくりと左右に倒して、どちらかが倒しにくい感覚になれば、そちら側が痛みの原因だと言えます。

膝を倒している側と反対側の肋骨(肺の下部分)を両手で軽く圧迫させながら、足の方に10秒間ほど引っ張っていきます。

その後、足を反対側に倒して同じように両手で圧迫し、足の方に10秒間ほど引っ張っていきます。

このストレッチを行うことで、痛みを緩和でき、少なからずぎっくり腰を改善させることができるのです。

運動療法

また、「仙腸関節」が原因であった場合は、椅子に座り、両手で骨盤を左右から軽く圧迫していきます。

圧迫したまま、痛みの出ない範囲でゆっくりと体を前向きに倒していきます。

この動作を、ゆっくりと3回繰り返していきます。

普段の動作でも、立ち上がる際は、この「両手で骨盤を軽く圧迫しながらゆっくり立ち上がる」という動作を行うことで、腰への負担を軽減させることができるのです。

他にも、背骨の中でも「肋椎関節」という部分の関節を調整することでぎっくり腰を改善することができるので、整体院などに通院することも重要です。

最後に

 

健康イメージ画像2
いかがでしたか?

今回は、ぎっくり腰の原因や症状、改善、ケア方法について解説してきました。

ぎっくり腰になってしまうと、仕事はもちろん、生活自体に大きな支障が出てしまうので、非常に困る疾患と言えます。

病院への受診はもちろん、整体院での改善や自分自身でのケアストレッチ、そして何よりも安静にするということを心掛けましょう。

少しでもあなたのぎっくり腰予防のお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

山田院長

この記事を書いた人

山田 和也
1974年5月30日生まれ。北九州市小倉南区出身。
【保有資格】
柔道整復師(国家資格)
【経歴】
山口県下関市の整骨院で院長として4年勤務後、地元である北九州市小倉南区で整体院を開業する。臨床経験11年・延べ29400人の施術を行う。(令和2年10月現在)