朝、腰を曲げたらギックリ腰!そんな時の対処方法
寝起きに顔を洗おうと腰を曲げたら
突然・・
腰が『ギック!!』痛ァ~~
私もそんな経験があります(汗)
こんにちは!
北九州市のガーデン小倉南整体院の山田です。
本日はこのように突然、ぎっくり腰になった時の応急処置としてまず何を行うのか?を、お伝えしていきますね。
多くの人がまずは腰部を冷やせばいいの?温めたらいいの?とたいへん気になると思いますが、どちらも『正解』です。
詳しく言うとタイミングの違いです。
腰部に手を当て熱がある
とにかく歩くのも痛い!立てないなど激痛がある!
組織が傷つけられ腰部が熱をもったり、腫れたり、激しい痛みを感じたりします。この反応を炎症と言います。
そんな時はまずアイシング(冷やす)がお勧めです。
アイシングの目的は
- ・炎症を抑える
- ・浮腫(腫れ)の量を減らす
- ・痛みの緩和
などです。
では、どれくらいアイシングすればいいの?氷でひやすの?それとも湿布でひやすの?など疑問がありますが、私のお勧めは腰部を『氷で冷やす』です!
冷やすと言っても様々な選択がありますが氷は注意を守れば安全(凍傷が起きにくい)で効果がある事です。
氷で冷やすときの注意
霜が付いている氷、さらさらした氷は氷自体の温度が0度を下回り凍傷になる可能性が高いので、氷の表面に霜が付いている氷で直接、皮膚に当てないで下さい。
ポイントは!
氷嚢(ひょうのう)に氷をを入れた後に、少し水を入れます。
氷全体の表面を濡らす程度で大丈夫です。
氷嚢がない場合
氷嚢がない方は、簡易的に作れるビニール袋でも大丈夫です。
ビニール袋を二重にして氷と水を入れ作ってみて下さい。
後は、出来るだけビニール袋の中の空気を抜いたら出来上がり!
氷嚢の使い方
出来上がった氷嚢またはビニール袋をそのまま、熱がある痛い場所に直接あてていきます。アイシングを行うと感覚的に次第に⇒痛い⇒暖かい⇒ピリピリする⇒感覚がなくなるという過程をたどります。時間は約20分間ですが、人により時間の誤差があるので、目安として痛みの感覚がなくなったらいったん終了です。
痛みが強いときは1~2時間ぐらい間隔をあけてまたアイシングです!
冷やす時間は20分くらいが妥当です。 適度な間隔で冷やすのをいったん止めて、痛みが元に戻ったらまた冷やす!このサイクルを何度か繰り返します。
ただし、感覚がなくらなくてもアイシングを30分以上行うのは注意が必要です。やりすぎは凍傷になる可能性があります。また、冷やしなれていない方、普段から冷え症があったり冷やすのが苦手な方は逆にアイシングで痛みを強く感じてしまう人もいます。
その時は薄めのタオルなどを巻いて、ほんのりと冷やしていくことをお勧めします。
しかし、アイシングは初期炎症の広がりを防ぐ、一時的な対処法としてお考え下さい。
腰部に手を当て熱がなくなる
多くのぎっくり腰は数日で痛みの程度が軽減していきます。症状が軽くなってくると共にほんのりアイシングに変えていき、アイシングの頻度も少なくしていきます。
痛みの感覚が鋭い痛み(ズキズキ)から鈍い痛み(重い)に変化してきたら、カイロや蒸しタオルなどで患部を温めていきます。
温める目的は
- ・血行促進
- ・痛みの緩和
- ・筋肉疲労の回復
などです。
そして、この時期は腰部に痛みがでない範囲で軽く動きはじめる事も大切です。
最後に
このようにぎっくり腰は冷やす、温めるのタイミングがあります。しかし、冷やすか温めるか微妙な時もあります。その場合は『何もしない』事をお勧めします。
そうすれば、間違った処置で症状が悪化してしまう事は少なくとも、なくなります。
私も経験がありますが、ぎっくり腰はとても辛いものです。一日でも早く、痛みから解放される為にも当院を含め医療機関に行くことをお勧めします。
この記事を書いた人
山田 和也
1974年5月30日生まれ。北九州市小倉南区出身。
【保有資格】
柔道整復師(国家資格)
【経歴】
山口県下関市の整骨院で院長として4年勤務後、地元である北九州市小倉南区で整体院を開業する。臨床経験9年・延べ27000人の施術を行う。(平成30年10月現在)