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肩こりの原因は?日々のケアが予防に効果的な理由

肩こりの原因は?日々のケアが予防に効果的な理由

男女問わず悩まされている「肩こり」は、現代病の一つとも言われており、多くの人が生活の中で症状を自覚しながら暮らしています。

女性の自覚症状のうち「肩こり」は腰痛を抑えて1位となっており、人口1000人に対して117人が肩こりに悩まされているのです。

男性に関しても、腰痛に次ぐ人口1000人に対して91人が悩まされているのです。

病気やけが等で自覚症状のある者(有訴者)は人口千人当たり322.2(この割合を「有訴者率」という。)となっている。有訴者率(人口千対)を性別にみると、男286.8、女355.1で女が高くなっている。年齢階級別にみると、「10~19歳」の203.4が最も低く、年齢階級が高くなるにしたがって上昇し、「80歳以上」では525.1となっている。(表17)症状別にみると、男では「腰痛」での有訴者率が最も高く、次いで「肩こり」、「鼻がつまる・鼻汁が出る」、女では「肩こり」が最も高く、次いで「腰痛」、「手足の関節が痛む」となっている(図24)。

出典元:厚生労働省 平成22年国民生活基礎調査の概況 1自覚症状の状況

 

この記事では、そんな「肩こりの原因と日々のケアの重要性」について解説していきたいと思います。

肩こりの原因

肩こりに悩む女性
肩こりの原因を大きく分けると、「眼精疲労」「運動不足」「日々のストレス」「長時間の同じ姿勢」という4つの原因が考えられます。

「眼精疲労」でいえば、

  • ・パソコン作業
  • ・スマホ画面の見過ぎ
  • ・眼鏡やコンタクトレンズが合わない

などが挙げられます。

「運動不足」でいえば、

  • ・腕を上に上げる運動
  • ・ウォーキングなどの腕を振る運動

といった、肩の動きを行わない期間が長いことが挙げられます。

「日々のストレス」でいえば、

「自律神経の乱れ」によって血流が悪化し肩こりが発生するということが挙げられます。

「長時間の同じ姿勢」でいえば、

  • ・デスクワーク
  • ・スマホの動画視聴
  • ・テレビ鑑賞
  • ・車の運転
  • ・新幹線や飛行機での移動

などが挙げられます。

肩こりにならない為の日々のケア

そもそも人間の頭部は、成人になると5kg〜6kgという重さにもなるので、その重さを支える首と肩は非常に負担の大きい部位だと言えます。

前記した4つの肩こりの原因の他にも、加齢によって骨や筋肉が弱くなり、5kg〜6kgの頭の重さを支えることが負担になることで肩こりが起こる可能性もあります。

こういった様々な原因で起こりうる「肩こり」を改善したり、予防するためには、日々の生活でケアしながら改善に向けた行動をとらなければなりません。

特に重要なのが、「日々の生活でのケア」です。

人によって肩こりになる原因は違いますので一概に「これをすればいい」とは言えませんが、自分が思い当たる原因に合ったケアを行う必要があります。

例えば、「運動不足」「ストレス」などが原因であった場合、「日常的な運動」を心がけるだけで肩こりのケアや改善ができます。

毎日朝と夕方に、30分ずつ腕をよく振りながらウォーキングをするのも良いですし、週に2、3回ジムに通ってみるのも良いでしょう。

ウォーキングする画像運動することで気分をリフレッシュすることができますので、ストレス解消にもなります。

また、「眼精疲労」が肩こりの原因だと考えられる場合は、眼科で検査を受け自分に合った眼鏡やコンタクトに変えてみたり、スマホやパソコンにブルーライトフィルムを貼ったりするなどして、目が疲れないようにすることで改善やケアができます。

「長時間の同じ姿勢」肩こりの原因だと考えられる場合は、デスクワークやテレビスマホの動画視聴などをする際は、20分〜30分に一度、立ち上がり腕を大きく回すなどして筋肉をほぐしてあげる癖をつけるのです。
肩のストレッチどうしても人間は集中してしまうと態勢を変えにくくなってしまいますので、最初のうちはスマホのアラームを利用して「アラームが鳴ったら立ち上がって腕を回す」というようにすると習慣化することができます。

このように肩こりの原因によって改善方法やケアも変わってきますよ。

自分がどんな原因で肩こりになりやすいのかをしっかりと把握することで、より的確な予防とケアができるのです。

最後に

腕を上げる女性

いかがでしたか?

今回は、肩こりの原因と日々のケアの重要性について解説してきました。

日本人にとっては「現代病」ともいえる「肩こり」!

その原因は一つではなく、大まかに言うと「眼精疲労」「運動不足」「日々のストレス」「長時間の同じ姿勢」の4つに分類ができ、様々な原因によって肩こりの症状が出てしまうのです。

肩こりで悩んでいる人は、ぜひこの記事で解説したような、「原因ごとのケア方法」をしっかりと継続して行い、症状を和らげましょう。

ぜひここで挙げたような、より的確なケア方法を参考にして、日々の生活の中で実践してみてはいかがでしょうか?

少しでもあなたの肩こり予防のお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

山田院長

この記事を書いた人

山田 和也
1974年5月30日生まれ。北九州市小倉南区出身。
【保有資格】
柔道整復師(国家資格)
【経歴】
山口県下関市の整骨院で院長として4年勤務後、地元である北九州市小倉南区で整体院を開業する。臨床経験11年・延べ29400人の施術を行う。(令和2年10月現在)