一般的には、ぎっくり腰といわれていますが、医学的には急性腰痛症と言いわれる症状です。

身体を動かすと痛みがあり、痛みが強くて立ち上がれない場合もあります。

腰をいつ痛めたのか、いつぐらいから痛いのかが、はっきりとしているのも特徴です。

ぎっくり腰になりやすい方の特徴は「長時間の同じ姿勢」「中腰姿勢」などの不自然な姿勢の悪さです。

また、「疲労の蓄積」「運動不足」「肥満」「身体のかたさ」「精神的ストレス」などもあげられます。

中でも、ぎっくり腰は骨盤関節(仙腸関節)の機能障害や筋肉疲労などが蓄積することで起こりやすいとされています。

そこに、物を持ち上げるような動作や身体をひねるような動作などが引き金となって発症するケースが多いです。

他にも、もともと腰にトラブルがあり、特に無理な動作をしたわけではないのに急に発症するケースもあります。

そこで当院では、以下のことをカウンセリングと評価により突き止めていきます。

• ・今、おきている腰の痛みを鎮めるために必要な施術はなにか？
• ・再発させないよう根本的に解決させるための必要な施術はなにか？

この二つを明確にすることで、まずは今ある痛みを楽にしていく。

その後に根本的な原因を解決していく、理想的な施術計画を立てることができます。

身体の基本的な構造は誰もがほぼ同じです。

しかし、年齢・体型・生活環境も違えば、施術したときの反応も人それぞれ異なります。

そのためマニュアル通りの施術では良い成果を得ることができません。

大まかに言うと痛みの原因は関節性・筋肉性・神経性の3つに分けることができます。

どこが原因で痛みがでているのかを明確にしていくため、3つのステップで施術を行います。

先ずは、関節性が機能障害を起こして痛みがでているのか？を検査と評価をして機能障害があれば施術を行います。

結果、痛みが軽減するのか？しないのか？を見極めていきます。

なぜ、関節からなのか？と言うと、ぎっくり腰の「動作時痛（動く時に痛い）」の場合は80%の方が、骨盤や腰の関節に機能障害を起こしているケースが多い からです。

そして、関節が機能障害を起こしているのに筋肉に対する施術を行っても良い成果を得ることができないからです。

関節の働きを調整することにより以下の効果があります。

• 関節性の痛み軽減
• 可動域制限の改善
• 運動パフォーマンス向上

関節を調整しても痛みが変わらなければ次のステップ筋肉性へと施術を行います。

筋肉性の施術では、評価を行いこり固まった（伸び縮みが悪い）筋肉を明確にしていきます！

そして、機能異常を起こしている筋肉にアプローチを行い、本来の機能を取り戻していきます。

筋の機能を調整することにより、筋本来の伸び縮みを獲得し、以下のメリットがあります。

• 筋肉性の痛み軽減
• 筋性の可動域制限の改善
• 運動パフォーマンス向上

そして、筋肉の機能も取り戻して痛みが全く変わらなければ神経性へと施術を行います。

このように、関節→筋→神経と順を追ってアプローチすることにより、痛みの原因が明確になり根本的に解決を目指せます！

何度も繰り返す、ぎっくり腰に苦しんでいる方の場合は、身体の改善を妨げる悪い癖が染みついている事が多いです。

だから、当院では施術後のアフターケアに力をいれています。

理由は施術を受ける時間よりも、それ以外の日常の時間がはるかに長いからです。

一日でも早く症状を改善していただくために「普段日常で気を付けてほしいこと」「やっていただきたいセルフケア法」などを明確にお伝えさせて頂くことで、早期改善や再発防止を目指すことができます。