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股関節痛や膝痛対策の歩き方を知り快適に暮らす

股関節痛や膝痛対策の歩き方を知り快適に暮らす

股関節痛や膝痛になってしまうと、激しい運動はもちろん、日常生活にまで影響が及んでしまいます。

階段の上り下りや椅子に座る、立ち上がるといった動作、歩行といったように、様々な場面で痛みを感じるようになります。

痛みを感じずに過ごすには、「安静でいる」ことが重要ですが、動かなければ買い物もできず、お風呂にも入れず、家の掃除もできません。

最低限度の生活をするには、やはりある程度は歩いたり、立ったり座ったりといった動作が必要となってくるのです。

それでは、いったいどのように歩けば股関節や膝関節の負担を軽減できるのでしょうか?

この記事では、そんな「股関節痛や膝痛対策の歩き方」について解説していきたいと思います。

股関節の痛み・膝の痛みの原因と症状

基本的に股関節にある関節軟骨は耐久性があるのですが、年齢を重ねるごとにその軟骨はすり減っていきます。

軟骨がすり減ってくると、「変形性股関節症」を発症してしまう可能性がたかくなり、骨と骨が擦れあい炎症反応を起こし痛みが生じてくるのです。

また、膝痛に関しても、股関節痛と同じように関節軟骨や半月板がすり減ることで起こる「変形性膝関節症」が原因となり炎症反応を起こして、痛みが生じてしまいます。

加齢による軟骨のすり減りの他にも、周辺の筋肉の衰えや肥満による身体への負担増、O脚やX脚、激しい運動による関節へのダメージによって、股関節痛や膝痛が起こることもあるのです。

朝方に股関節や膝に違和感が出たり、ズキズキと痛みを伴う、鈍い痛みが長時間続く、膝が曲がらない、昇降運動ができない、足を高く上げられないといったような症状が現れてしまいます。

股関節痛対策の歩き方と膝痛対策の歩き方

まず最初に理解しておかなければならないことは、「股関節や膝関節への負担を可能な限り少なくする」ことです。

当たり前と思うかもしれませんが、多くの人が無意識のうちに負担の大きい歩き方をしてしまっているものです。

・まずは、「歩くスピード」

歩き方イメージ画像

運動などでは、加齢によって以前より身体の動きにキレがなくなってきますので、「あ、もう激しい運動はリスクがあるんだ」と認識しやすいですが、「歩行」となるとそういった認識がなかなかできなかったりします。

筋力が落ちたり可動域が狭くなる、軟骨がすり減るといったように加齢による衰えが必ずあるので、「歩行」でもその「身体に与える負荷」は若いころとは違ってくるのです。

「歩く」という運動自体が、ほぼ何も考えず無意識で行うものなので、しっかりと「いつもよりゆっくり歩こう」と意識して、身体への負荷を少なくすることが重要です。

・次に、「荷物の持ち方」です

荷物持って歩行画像

歩き方というとどうしても「足の運び方やスピード」を考えてしまいますが、股関節や膝に負担を掛ける要因はそれだけではありません。

仕事のカバンや買い物の荷物といったように、「荷物を持って歩く機会」は、日常生活で結構多いものです。

肩掛けバッグを使用していたり、買い物の袋やマイバッグを片方の手で持っていたりすると、確実に股関節や膝への負荷が高まります。

股関節や膝への負担を限りなく少なくするためにも、仕事では「リュック」にしたり、買い物では積極的に「カート」を使うことが重要なのです。

・そして、「足裏全体で着地する」です

「着地時に一ヶ所に力が集中する歩き方」も負荷が大きいため、「足裏全体で着地する」ことも重要です。

これまで常識とされてきた「かかとから着地」という歩き方は、実は身体に大きな負担が掛かる可能性があります。

無意識のうちに「かかとから着地してしまう」という人が非常に多いので、自分が一点集中の着地をしていないかチェックしてみましょう。

足アーチの図

また、偏平足も身体に負担が掛かりやすいので足裏のアーチが重要になってきます!偏平足の方は改善をするのも心掛けましょう。

この他にも、「いつもより少し大股で歩く」というのも効果的ですし、歩行時に痛む方の足を前気味に出しやすくなる人が多いので、「左右均等に足を出して歩くことを意識する」のも非常に重要です。

最後に

 

歩行をしている画像
いかがでしたか?

今回は、股関節痛や膝痛対策の歩き方について解説してきました。

仕事やプライベートで歩行する機会はとても多いですが、その「歩き方」を意識している人は結構少ないものです。

少しでも股関節や膝関節の負担を減らすためにも、歩き方を工夫し負担を少しでも軽減させることが重要なのです。

ぜひ股関節痛や膝痛で悩んでいる人は、今日から歩き方を工夫してみませんか?

少しでもあなたの股関節痛・膝痛にお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

山田院長

この記事を書いた人

山田 和也
1974年5月30日生まれ。北九州市小倉南区出身。
【保有資格】
柔道整復師(国家資格)
【経歴】
山口県下関市の整骨院で院長として4年勤務後、地元である北九州市小倉南区で整体院を開業する。臨床経験11年・延べ29400人の施術を行う。(令和2年10月現在)